羽黒・芸術の森 アート!食!森林浴!

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月山の麓、鶴岡市羽黒に、洋画家 今井繁三郎(いまい しげさぶろう)が遺した自宅兼アトリエと美術館があります。一時閉館となりましたが、13人のお孫さんをはじめ、ゆかりのある方々、地域の皆さんのご支援をいただき、2016年春に「羽黒・芸術の森 今井アートギャラリー」と名称を改め、地域の芸術文化発展のため、多くの方に愛される場所としてオープンしました。

ゆっくりと、美術品を眺め、食事を楽しみ、すばらしい景色に浸りたいという方に、ぜひ、おすすめしたい場所です。

柿畑に囲まれた小道を進んでいくと、静かな森の中にひっそりと佇む、趣のある建物が見えてきます。

前身は、「今井繁三郎美術収蔵館」。この白壁土蔵の風情ある建物は、鶴岡市にあった旧家の土蔵(築300年以上)です。梁や柱の立派さに魅せられたという今井さん。お気に入りだった建物が解体されると聞き、30年ほど前に移築し、個人美術収蔵館として多くの絵画・美術品を展示してきました。

シーサーに守られた玄関先。今井さんが世界中を旅して集めた美術品は、庭にもたくさん!壺や瓶、酒田のガラス工場が解体された時にもらってきた耐火煉瓦を敷き詰めた通路があったり、面白くてなかなか先に進めません。植物にもこだわっていたそうで、ヒマラヤ杉など、いろんな種類の木があります。

ずらりと並んだ美術品。丁寧に飾ってあり、お孫さんたちの祖父への愛情が伝わってきます。

左の写真が、洋画家 故今井繁三郎さん。自由奔放な作風・表現に多くのファンが惹きつけられました。惜しまれつつ、平成14年に91歳で亡くなられました。右は、お孫さんで、「羽黒・芸術の森 今井アートギャラリー」代表の齋藤健太郎さん。美術品収集で国内外をまわっていた今井さん。ある日突然、長崎から、大きな壺が3つも届いて驚いたことがあるといったエピソードがたくさんありました。

絵にタイトルは付いていません。見てくれた人が感じたままにという思いが込められています。淡く優しい色合い、親子の絵が印象的で、幸せを感じる作品も多くあります。約450点の作品と、世界中から集めてきた民芸品・美術品が1,000点以上納められています。

様々なアート、心地よい空間。ギャラリーでは、コンサートを行ったり、体験型ワークショップの開催など、貸し出しも行っています。

隣接している、旧アトリエ「工房いずみの」には、今年の6月「ovenKato(オーブンカトウ)」がオープンしました。シェフはお孫さんの加藤あさ野さん。齋藤代表のいとこにあたります。店内には、今井さんが生前使っていた画材道具もあり、貸しスペースとなっています。芸術活動の場として、利用してみるのもいいですね。

本日のランチの「海鮮中華丼」と人気の「焼きカレー」。ランチタイムメニューは5種類。すべてに「小鉢・汁物・サラダ・漬物」が付いて、なんと900円(消費税込)。食べ応えはあるし、美味しいし、リピートしたくなります。食後は、外の景色を眺めながら、こだわりのコーヒーを飲んでのんびり出来ます。

お土産に”まつぼっくり”はいかがですか?木の種類が多いので、様々な形が楽しめます。バラの形は、ヒマラヤ杉のまつぼっくりです。

<羽黒・芸術の森>

開館期間:4月下旬から11月末まで(豪雪地帯のため冬期間はお休みです)

所在地:山形県鶴岡市羽黒町仙道字一本松5-175

今井アートギャラリー 開館時間:10時から16時まで 電話:0235-62-3667 入館料:大人500円、学生300円

ovenKato 営業時間:11時から16時まで 電話:0235-64-8663 (不定休/お問い合わせ下さい)