庄内人の梨といえば、刈屋梨(かりやなし)。西洋梨はラ・フランス。

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庄内に実りの秋を告げる刈屋産の刈屋梨。甘くてみずみずしい秋の味覚をご紹介します。

山形県酒田市刈屋地区はおいしい梨の産地として、地元だけでなく県外でも高い知名度です。
刈屋梨は、庄内平野の北部、鳥海山を望む刈屋地区に広がる梨畑で、丹精込めて育てられた
和梨の品種です。明治の初め頃から栽培されており、地区内47戸中、43戸が梨農家!

東北の秀峰、出羽富士とも呼ばれる、鳥海山の雪解け水が、ミネラルたっぷりの肥沃な土を運び、
堆積して出来た土地が刈屋地区です。

生産者の小松賢さんを訪ねて、「小松久助梨園」にお邪魔しました。

直売所には、試食用の幸水梨があり、梨を求めに来たお客さんが、
ご自身で皮を剥いて美味しいと言いながら頬張っていました。
駐車場も常にいっぱいで、県外ナンバーの車もあり、梨人気の高さが伺えます。
お友達と一緒に来たご婦人グループは、「ここの梨が甘くて最高なのよ。」と
たくさん注文されていました。

大粒でみずみずしくて、しゃりしゃりとした食感。とにかく甘くて、甘いのにさっぱりしていて、
手が止まりません。

約40アールの梨畑です。6メートル間隔で木が植えられており、1本あたり、300個の
実がつくよう調整しているそうです。
大きすぎず小さすぎず、丸くて良い形、それで毎年同じ収量が採れるように、
来年のため木に余力を残し無理をさせないなど、様々な努力を重ねきた、梨の名産地刈屋。
ちなみに今は、モズと因縁の戦いが続いているとのこと。小さいのに鋭いくちばしで、肉食性の鳥。
モズの大群に梨の木が大打撃を受けた年もあったそう・・・。

シーズン中は、毎日のように、梨狩りを楽しむ人たちで賑わいます。上手にもぐには、実を持って、
軸を支点にして上に実を上げてあげると簡単に外れます。青くて熟してないのは外れないそうです。

「幸水(こうすい)」は、8月下旬~9月中旬が食べ頃。甘みが豊富で、シャリシャリとした食感の
良いみずみずしい梨。その後、「豊水(ほうすい)」が10月上旬まで出始めます。
水分も甘みも多く、少しの酸味がちょうど良く、人気があります。
小松さんは、和梨と一緒に、西洋梨も栽培しています。

あまりの大きさと美しさに歓声を上げ、興奮してしまいました。
10月下旬まで食べ頃の、西洋梨「マルゲリット・マリーラ」。500~600グラムと大玉で、
果皮は熟すにつれて、黄緑色から黄色へ。果肉は多汁でソフトな食感。
程よい甘みとやさしい酸味があり、心地よい香りで優雅な気分になります。
たわわに実って枝がしなり、これからの作業は、腰を低くしてもぎ取るそうです。

 

西洋梨の最高峰、果物の女王「ラ・フランス」。食べ頃は11月ですので、まだ青く小さいです。
一つ一つに袋を被せて丁寧に栽培されています。不格好なのに、気品のある香りと味に、
誰もがとりこ。果汁たっぷり、まろやかな舌ざわり、後味さわやかという、ラ・フランス。
早く食べたいですね。

一度食べたら、その味に惚れ込むという、刈屋梨。ぜひ、ご賞味下さい。

 

ラ・フランス・・・まだ、食べられないと思うと、無性に食べたくなりますよね。

ありました!ラ・フランスソフトクリーム!

酒田市観光物産館「酒田夢の倶楽」。欅並木がまぶしい、米どころ庄内のシンボル「山居倉庫」。
その隣にある観光施設です。酒田のお土産品が揃っていて非常に便利なのが魅力。
軽食コーナーも地元ならではのメニュー。地酒も飲めるし、飛び魚の出汁がしみ込んだ、
玉こんにゃくもおすすめです。

お目当ては、「ラ・フランスソフトクリーム」。期間限定、300円。
ラ・フランスの果汁がたっぷり入っており、とろけるような甘さと香り、
まるで果肉が入っているような食感。とっても上品なソフトクリームです。

 

洋梨のジュースもあります。冬になると、洋梨のワインも登場します。

甘くてジューシーな幸水、ほどよい酸味がくせになる豊水、とろけるおいしさラ・フランス。
梨のトップブランド「刈屋梨」、あなたもきっとファンになります。

 

インフォメーション

小松久助梨園

収穫体験 一個200円。食べ放題600円。(2名以上。団体は10名以上でお申し込みください)

酒田市刈屋 電話0234-28-2164 交通アクセス 酒田みなとインターから車で10分

 

酒田夢の倶楽

営業時間午前9時~午後6時 酒田市山居町1-1-20 電話0234-24-2233

詳しくは、酒田さんぽ http://www.sakata-kankou.com/