雪を利用した伝統的な製法!無形文化財「小国紙」を見学してきた/長岡市

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こんにちは。とも です。

みなさん「小国紙(おぐにがみ)」をご存知ですか?

雪を利用した製法で作られた和紙で、国の無形文化財に指定されています。
朝日酒造の「久保田」のラベルにも使用されているんですよ。

小国紙は、カングレという独自の方法で雪の中に保存し、春になったら掘り出して日光に晒します。

そうすると、直射日光と雪からの反射で多くの紫外線が当たり白くなるのだとか。
雪国ならではの知恵ですね。

この昔からの伝統方法で和紙を生産しているのが「小国和紙生産組合」。
主に日本酒に貼るラベル、着物用の札紙などを一年を通して生産しています。

製造過程を見学できるということなので、先日お邪魔してきました。

まずはじめに、和紙の材料からが出来上がりまでの説明から。

この木の棒、なんだかわかります?

正解は、和紙の原材料 “楮(こうぞ)”。

正確には、楮の皮が紙の原料になります。
そのために加工を行うのですが、恐ろしい程手間がかかっていることを知りました。

小国和紙生産組合では、楮の育成から収穫まで自社で行っているのだそう。

育てるだけでも大変そうなのに、加工作業の量が多いのなんの。
楮を煮てから冷めるとむきづらくなるので熱いうちに皮をむきます。

時間との闘いですね。

むいた皮にはたくさんの表皮がついているので、表皮を包丁で削り取ります。
これを皮引きと呼ぶそうです。

皮1枚1枚行うので時間のかかる作業です。

ソーダ灰あるいは木灰液(木灰を水に溶いた上水)を釜に入れ沸騰させて皮を煮ます。
煮る時間は4時間程、軽く手でちぎれるくらい柔らかく煮ます。

煮た後のコウゾを水の中で広げながらチリ、スジ、キズなどを取り除きます。
この作業をていねいにしないと、綺麗な紙に仕上がらないのだそう。

次に、皮を繊維状にほぐすために叩きます。
昔、この作業は子供がやっていたといいますが大変 手間のかかる作業です。

…いや、もうほんと大変な作業量です。(゚д゚;)

詳しくはこちらに記載があります。

私たちが見学できる行程は紙漉き。
加工された楮とトロロアオイを混ぜるところから始まります。

そこから漉舟で水をくみ、縦横にゆすると…

あっという間に和紙の形に。

漉いた和紙は水きりの為に積み重ねられます。

ずれないように積み重ねていく技術がハンパない。

それにしても、冷たい水の中で1日中漉き続ける…
これは大変な作業です。

和紙作りの奥深さを知るよい機会となりました。

ちなみに、予約をすれば紙漉き体験もできます。

料金は4,000円~
1枚800円で5枚よりお受れるそうです。

1名からでも体験できるのが嬉しいですね。

今回は見学のみでしたが、次回は子どもたちと一緒に体験してみたいです♪

-おまけ-

帰り道、「小国和紙の店」へ立ち寄りました。

こちらは和紙のショールーム。
レターセット、うちわなど、さまざまな和紙のアイテムを販売しています。

なかにはクッション、座布団という変わった商品も。

紙のクッションとか大丈夫なの!?
と思わず心配になりますが、和紙は丈夫なので問題ないらしい。

そして、ウェディングドレスまで…!!

これには驚きました!

ドレスの生地は、コンニャク糊を表面に塗ることでケバ立ちを抑え、
水に濡れても破けづらくなっているのだそう。

こちらはレンタルできるそうですよ。
ぜひ立ち寄ってみてくださいね。

【小国和紙生産組合】
場所:長岡市小国町小栗山145
電話:0258-95-3016