驚かずにはいられない!計算されつくした谷村美術館/糸魚川市

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こんにちは! 山田彩乃です^^*

先日、糸魚川市の谷村美術館にお邪魔しました。

こちらは、日本最高峰の木彫芸術家 澤田政廣氏の作品展示館。
「金剛王菩薩」「光明佛身」「彌勒菩薩」など10点の作品が展示されています。

今回は学芸員さんから美術館のガイドをしていただきました。

こちらの美術館は建物自体もとっても計算されて出来ているんですよ!!
例えばこちらの回廊…

壁と通路が直角に交わっていないんです!
写真で分かるでしょうか…??

通路の端が曲線を描くように壁とつながっています。

実は、この美術館を設計した建築家 村野藤吾さんの気遣いなんです。
見に来た人が壁に服をこすらないよう、曲線をつくることで容易に壁に近づかないようにしたのだとか。

これはすごい配慮!!!

しかも、村野藤吾さんが設計を手掛けた当時の年齢は92歳。
すごくないですか!?

そして、こちらが美術館の外観。

建物と地面の堺も曲線になっていますね。
こだわり感がはんぱないです。

こちらはシルクロードの中にある砂漠をイメージして設計されたのだそう。
それでいて和のテイストもあり、不思議な感じがします。

きっと雪がチラチラ舞う頃の景色も素敵なんでしょうね。

美術館の中に入ってみると…

外観とは雰囲気が全然違っていてびっくり。

実は、館内には作品の順路を示す案内図がありません。
自然と次の作品へ導かれるようになっています。

すごいって言葉を乱発すると価値が薄れるので
あんまり使いたくないのですが、もう、ほんとすごい。ただただすごい。

館内は撮影禁止ですが今回は許可を頂いて撮影させていただきました。

作品が展示されている部屋にもこだわりが。
例えば、この部屋には作品の背後から自然光が天井を照らすように作られています。

展示されている作品に直接、自然光が当たって傷むことがないように配慮されているのです。

また、その自然光と人工照明によって作り出される光と影のお陰で天候や時刻によって違った表情を見ることがでるようになっています。

「今、見ているこの表情は、今この一瞬でしか見ることができないんですよ。」と学芸員さん。

そう改めて言われると、とても感慨深い気持ちになります。

日没が早くなる、秋から冬にかけては、
夕方のマジックアワーに訪れるのもおすすめ。

こちらの天井窓は、夕方になると右半分と左半分が赤と青に別れて見える、
不思議な光景を見ることができるそうです。

これは見てみたい!!

こだわりはこんなところにも。

雨や雪で作られた外壁の黒いシミ。
ここから伝った雨が地面に流れ出すことで地面に白い線ができています。

これも計算されてのこと。
数十年後を見据えて、建物自体が作品となるよう造られたんですって。

壮絶….!!

時代とともに変化を楽しめる美術館。
また違う季節にも来てみたいです♪

みなさんも、ぜひ足を運んでみてくださいね。

*ayano*

谷村美術館
時間:9:00~16:30
定休:12月~3月中旬の毎週火曜日(祝日の場合は翌日)、12月29日~1月3日
場所:新潟県糸魚川市京ケ峰2月-1-13
電話:025-552-9277