黄色くて可憐な花~石蕗[つわぶき]を知っていますか?/長岡市寺泊

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10月中旬、新潟県長岡市の街中を走っていると目の前に一面黄色の絨毯が広がった。

この時期によく見られるのは“セイタカアワダチソウ”。そう、日本の侵略的外来種ワースト100にも選ばれている多年草の1つ。すごい群生だなぁ、と近づいてみるとちょっと様子が違う。よく見ると、花は向日葵を小さくしたように可愛らしく、色も何だか温かみがある。
実はこれ「つわぶき」の群生。

黄色い群生はこの小さくて可憐な花が集まったもの。葉の緑、花の黄色がとても鮮やか。

つわぶきは、「石蕗・艶蕗」とも書き、花言葉は「困難に負けない」「愛よ甦れ」。何とも素敵な花なのである。開花期間は、10月初旬から11月中旬にかけて。艶やかな葉とすっきり伸びた花茎に黄色い花を凛と咲かせる。ここ寺泊では、街並みや小路、お寺の庭、石段など、海岸部を中心に群生している。特に「つわぶき坂」と呼ばれるスポットは、寺泊随一の大群生地。黄色の花々が寺泊の街並みと日本海を見下ろし咲き誇っている。

斜面一面に黄色の絨毯が。このような大群生は珍しい。以前は、ここ寺泊が「つわぶき」の北限とされていたらしい。

そして、寺泊といえば、「魚の市場通り」。多くの観光客で賑やかな通りだけど、実は一歩海岸通りから中へ入ると昔ながらの街並みが残っている。特に大町界隈には日蓮上人や順徳上皇、良寛にまつわる史跡が点在。つわぶき坂を中心にした「ロマンス街道」という散策コースも地元の方々が整備しているので是非歩いてみてほしい。

照明寺(しょうみょうじ)の境内にも綺麗につわぶきが咲き乱れている。
石段の脇にもつわぶきが。寺泊はまさに“つわぶきの街”と呼ぶに相応しい。

最後に「つわぶき祭」では、期間中に様々なイベントを行っている。
抽選で地元の名産品が当たる「神社仏閣スタンプラリー」や、お福さん縁日、写経体験などが目白押し。

詳しくは、あかね通りの会(代表 住吉屋 三上徹人)0258-75-3228 までお問い合わせを。